今回はある独立行政法人の全職員に向けた「コミュニケーション活性化研修」に登壇させてもらいました。この研修の背景としては、職場におけるハラスメント行為はコミュニケーション上の問題であるため、ひとり一人のコミュニケーションに関する知識や意識の変換、またコミュニケーションの取り方などを学ぶ研修です。
人は勝手な動物であり、ひとり一人の今までの知識や経験、価値観、考え方などが相違しています。だから今まで生きてきた道が番うわけですから、根本的に自分自身以外とは相違する以上、絶対にわかりあえない。ところが、人の勝手な思い込みで、「わかってくれているだろうろ」「理解してくれているだろう」と期待していることが、そもそも間違いなのでは無いでしょうか
人はコントロールできない、無理であることを研修ではお伝えします。コミュニケーションを取ると言うのは、相手に気づかせることであり、自身のことを理解して貰うための手法に過ぎません。高圧的に来られると「怖い」「嫌な感じがする」逆に人によっては「売られた喧嘩は買う」と反発されることもあります。
今回の研修ではハラスメントの根底にコミュニケーション上の錯覚を排除して、人にはそれぞれの特性やタイプが存在し、こちらの主張を押し付けるのではなく、気づいてもらうやり方を学ぶ研修を実施しました。1開催あたり40名~50名程度を全部で14開催実施しました。受講生の皆さん、講師の言葉を真摯に受け取る姿勢が、とても新鮮でした。