最近、本屋さんでも「1on1ミーティング」に関する書籍が多く陳列されています。1on1とは上司と部下が1対1で行う、定期的な面談を指しています。これは日常でも定期的な面談、評価面談など多くの職場では、普通に行われている行為ですが、なかなか職場ではそれが機能していないのが現実です。
なぜ機能しないのか?、これらの面談の主導権は上司にあり、部下の考えや視点、目標などを上司側が把握していない、把握しようとしていないことが機能しない大きな原因となっています。
部下が自身の組織の中で何をしたいのか?、将来どんなポストにどれぐらいの期間で就きたいのか?、仕事に対するやりがいはどんなことなのか?など、人それぞれが相違する視点を発見して、一人ひとりに合わせたアドバイスや助言、悩みを聞くなどを行い。支援することが重要です。
1on1のスキルを習得するためには、ティーチングはもちろん、コーチングスキル、フィードバックスキルなどのスキルは使う手段としては大切ですが、根本的に1on1を行う前に「人間関係」が出来ていることが前提になります。「信頼」「信用」していない上司に対して果たして面談で心を開いて話をするのでしょうか?
まずは人として、誰に対しても公平で、態度を変えず、人の話には耳を傾け、必要なときに行動ができる。そんな上司に巡り会いたいと・・・・・・・・・部下は思っているのかもしれません。